家庭用脱毛器

脱毛器

脱毛器

脱毛する人が続出しています。マナーとして当然だからというのが理由です。一方で子供の時分に体毛がある姿をからかわれて以来、強いコンプレックスを持ったがゆえに、体毛をなくして自信を奪還したいといった事や、これまでさほど気にしていなかったが、嫌って欲しくない恋人や、噂好きなママ友の子供に体毛の存在を指摘された事がきっかけで、好意を削がれたり噂の対象になったりするのを恐れ、脱毛を決意する人もいます。

脱毛の際は、大方は手に入りやすく安価な毛抜き、テープ等を方法として選びます。しかし傷つける気のない肌まで巻き込みぼろぼろにする危険な方法です。これでは体毛がなくなったとしても、本来の狙いである見映えの改善には至りません。 では、一般人は到底持ち得ない知識や技術を持つ医師、顧客をリラックスさせる術を心得たエステティシャンによる、発毛を阻止する施術サービスを受けられるクリニックやエステはどうでしょう。一定時間寝そべるだけで体毛が処理できる点が魅力です。しかし通う手間が要る、経済負担が重い、勧誘に煩わされる等がデメリットです。 脱毛する時の選択肢は種々ありますが、どれもいまひとつの印象を払拭できません。そこで、脱毛市場を席巻しつつある脱毛器を提案します。

脱毛器といえば、効果が疑われる怪しい機器との観念が先行しがちです。確かに未だそうした物が出回っているのも実情です。とはいえ、良心的な企業の多大なる努力により、脱毛の代名詞だったクリニックやエステにも引けを取らないとても性能の良い物も存在し、あちらこちらから喜ばれています。 ただ、どんなに優秀な機能を有している脱毛器だとしても、正しく扱わねば高い効果を享受する事は叶いません。誤った扱い方では効果を満足に得られないばかりか、肌のコンディションを悪化させる危険を伴います。 満足のいく脱毛器に出会い、なおかつ扱いさえ間違わなければ、嬉しい未来が訪れます。脱毛器で誰に見せても触れられても恥ずかしくない素敵な肌を作り上げましょう。

脱毛器について

メリット

脱毛器には様々なメリットがあります。 まずゆったり寛げる自宅でできてしまう点が挙げられます。風呂を上がった後、テレビを視聴しながら等好きなタイミングにおいて脱毛可能で、自由度が高いです。 脱毛器と毛抜き等昔ながらの方法と比較した時、脱毛器の方が手早く脱毛を終えられるため肌にかかるダメージが軽くなります。脱毛を望むのは、黒々と生えた体毛を暇つぶしに何とはなしに取りたいからではありません。ひいて綺麗な肌を作る目的で行うので、肌を大して傷めないメリットを持つ脱毛器は美肌を生み出すのに適します。 脱毛器とエステを比べた時、脱毛器はエステの都合に付き合う手間が一切不要ゆえ、短い期間で脱毛処理が終了します。エステは人件費や技術料、機器メンテナンス料でコストがかかり、その分料金に反映され高くなりがちなうえ、普通は設定された回数内では効果が現れにくく結果、かなりの出費をする羽目になるケースが考えられますが、脱毛器は始めは購入代をそれなりに支払う代わりに、以後は脱毛し放題で、長い目で見れば安くつくのがメリットです。何より恥ずべき体毛を赤の他人に見せずに済みます。エステに付き物の倒産リスクも脱毛器ならば当然懸念する必要はゼロです。 一方で、届きづらい部分は誰かにやってもらわなければいけない、自分で扱うからには自己責任を伴う、性能が微妙な物を掴まされる危険を含む面も存在します。それでも総じて恩恵の方がデメリットを圧倒しますから、体毛除去には脱毛器が最も有益といえます。

脱毛の仕組み

目で確かめられ、私達が普段無駄毛と呼ぶ毛幹と、皮膚内に潜り引っこ抜かない限りは見えない毛根でできている体毛は、一度出現したらそのままずっと生えている訳ではなく、しばらく経つと次第に衰え勝手に抜け落ちて、数か月から数年休みに入り英気を養います。そして元気をつけると再び発毛を始めます。つまりサイクルが存在しており、それに従う事で体毛は生まれ変わり、万全な状態を保ち肌を外敵より守っているのです。 体毛が生える素は、その末端の丸い部分にあって体毛に栄養を受け渡す毛乳頭、もしくは自ら増えて体毛の伸長を助ける毛母細胞というのが広く知れ渡った見解です。この二つの組織ががっちりとくっつき、発毛活動を意欲的に行っていると考えられています。 本格的な脱毛器の場合、育ち盛りの体毛に光を当てないと脱毛効果は期待できません。それ以外の、弱り始めや、脱落開始、休みのシーズンに入った物には、くっついていた毛乳頭と毛母細胞が離れ離れになっていたり、いなくなったりして無効です。しかも毛穴ごとに辿っているシーズンが違います。一度きりで全体毛の処理ができないのはこのためです。よって、何度か手入れを繰り返す必要がどうしても生じます。 もっとも、逐一限られた時間を使って通う煩わしさのある店とは異なり、脱毛器は一度買いさえすれば、複数回使用する手間が出るとはいえども、移動や他の人が施術を終えるのを待つ時間は皆無なので利便性に関しては遥かに優れます。憂慮の余地はありません。

種類

脱毛器といっても詳細に見ていくと、抜毛タイプ、レーザー、フラッシュ等と何種類かに分ける事が可能です。このうちで今最先端を走るのはフラッシュといわれます。 抜毛タイプはまるで畑に埋もれた農作物を収穫するかの如く、盤を回転させて体毛を根こそぎ取り去っていきます。昔ながらの方法より性能は良く、価格は思わず物怖じするぐらい高くないものの、発毛組織に働きかけませんから、結局永劫処理する事になります。 なお熱を帯びた刃で見える部分を焼くサーミコンという物も存在し、肌を傷つけない方法と謳われていますが、場所によっては肌を傷める危険があり、使う際は慣れが要ります。 レーザーは黒い色を灼熱させる動きを見せる性質を有し、体毛の含む黒い色素に熱反応を引き起こす事で、間接的に発毛組織を弱らせます。パワーが大きい分効き目が抜群と目されますが、やや使い勝手に難を感じざるを得ない点が残念です。 フラッシュはインテンスパルスライトと称される光を使います。体毛に作用するメカニズムは、黒色を熱する点でレーザーと同様です。相違点は、レーザーは波の長さがある程度固定されているのに対し、フラッシュは色んな長さの波を発せるお陰で脱毛の他、肌を美へと導く効果をも備えます。 各々特色や欠点を持つため、それを理解したうえで、店で一旦脱毛を完了させた後に出てきた体毛を簡単になくしたい、取っても取ってもしつこく生えて来る体毛の働きを根本的に止めたい等目的に応じた脱毛器を選ぶようにします。

選ぶポイント

豊富にある脱毛器から、これぞと決めた物をチョイスしたものの、いざ使った途端に後悔するような不満点がごろごろ出てきたらやり切れません。脱毛器は高価ですから、質の良くない物、末永く付き合うのに抵抗を感じる物を掴まされるのはぜひとも避けたいものです。そこで満足ゆく脱毛器を選ぶ際のポイントを三つ紹介します。 何をおいても注目しておきたいポイントはコストです。脱毛器においてコストは、本体代と消耗品費に分類されます。おそらくほとんどの人は本体代だけを判断材料にしてしまうのではないかと推測します。実は使用を続けるうちにやがて寿命がきて、再購入の機会が発生する消耗品の費用の方が大切です。フラッシュ型の場合、特に注意すべきなのはカートリッジで、一つで何回照射できるか気にかけます。いうまでもなく回数が多い物程持ちが良く優秀です。 音の大きさも見逃せないポイントです。日中ならともかく、寝静まった夜中に使用する時に騒音が響き渡るとお隣や同居人に迷惑がかかります。使う側からしてみても、脱毛中ずっとうるさい音が出続けられては気になって集中できません。冷却ファン搭載の物だと非常に大きな音が出るので、留意する必要がありそうです。ともかく音の大きさが重要事項ならば、静音設計か、ミュート機能の付属した物を選びます。 意外に見落としがちなのが販売会社の姿勢です。顧客を大事にする良心的な所か、信頼するに足りる所かどうかを、サポートや保証期間の有無等で判断します。 以上のポイントを参考に、脱毛器を選んで頂けると幸いです。

男性と脱毛器

男性の体毛は、太い物があらゆる場所に密集して生えやすいため、体毛をなくす事がエチケットの時代に生まれた現代の男性にとって悩みの種です。 中でも一番苦労しているのが毎日やらねばならないヒゲ剃りです。しょっちゅう顔を傷つける行いなので、肝心の肌は満身創痍です。そして一分でも惜しいぐらい忙しいビジネスマンには、ヒゲ剃りに費やす時間はもったいない事この上ありません。今までヒゲ剃りにかけた時間を合計するとかなりの量を使い果たしている事実に誰もが気づいています。 また、指や脛等にびっしり生えた体毛も、清潔感に欠けるとして女性達に疎まれる理由で適度な処理を余儀なくされています。 このような背景があるゆえに男性の、脱毛を渇望する思いは高まるばかりです。それは専用メニューを設けているクリニックやエステの盛況ぶりで窺い知れます。しかしこれらを利用するとなると、量が多いので設定料金が高額なうえ、時間もたくさん取られ、財布状況が厳しくなる問題がそびえたちます。男性も美容に気を遣う考えが世間に浸透してきたとはいえ、まだまだエステに通うのにたじろぐ方もいるでしょう。 発毛組織に働きかけて体毛が頻繁に再生しない、目立たない状態に変えられる脱毛器なら、店に行かずとも、男性の切実なる悩みを解消する手伝いができます。脱毛器も体毛の発生速度や濃さを抑えるのに時間が必要になりますが、それさえしのげば処理に煩わされない肌が手に入れられます。 もさもさとした体毛が出る男性こそ脱毛器を使うべきです。

歴史

何万年という遥か昔から既に、人と体毛の戦いは始まっていました。この時は身の回りにある鋭い貝殻や石を用いて削り取っていた模様です。 紀元前では、硫黄、澱粉等様々な自然物を調合したり、青銅を加工したりして、ペースト状のワックスや毛抜きを作り出し、体毛を除去した事が判明しています。 近代に突入するとかなり技術が刷新されたのも手伝い、1875年には電流によって生じたアルカリを利用する電気分解法、1924年では電気の高速振動による摩擦熱で体毛に損傷を加える高周波脱毛、1948年は先述した二つの方法を合体させて相乗効果を狙ったブレンド法と、実にバラエティに富む脱毛方法が生まれます。 最古の個人向け脱毛器はシェイバーで、1930年代頃に登場します。国内において1980年代は高周波タイプが主流でしたが、効果を得られる物ではありませんでした。同時期に僅かながらニードルタイプも売られており、こちらは脱毛は為されるものの、毛穴単位で処理していくので根気が要る、衛生面で危ない欠点を持っている理由で時と共に廃れていき、日本では購入できなくなりました。次いで2005年に画期的なレーザータイプが、数年後にはフラッシュタイプが誕生し、体毛に苦しめられる人々を救い続けています。 今、ハイパースキンと呼ばれる、体毛がない毛穴の幹細胞に作用して減毛を行う方法を導入したエステやクリニックが増加し始めています。現在、脱毛器は最新方式でも、生えている体毛にしか効果を見せませんが、日を追うごとに、どんどん進化している事から、いつしかハイパースキンを採り入れた物も作られるかもしれません。

脱毛器使用時の注意

生理・妊娠

生理も妊娠も、ホルモン作用で体の具合が変化する特別な現象です。そのような状態の最中に脱毛器を使用して良いのでしょうか。 結論をいえば、使ってはいけません。体調が普通でない、すぐれない状態にあるのが生理や妊娠です。肌が脱毛器の刺激に耐えられず、荒れやすくなります。特に妊娠中は生理時以上に体が弱っています。お腹に負担のかかる姿勢で処理すれば、赤ちゃんにストレスになります。この事から利用は禁止です。 仮に無理を通して行っても、光タイプの場合、無駄打ちになる可能性が否めません。体毛はホルモンと深い関わりを持ちます。生理や妊娠でホルモンが大きな動きを見せると、体毛の調子が狂います。これは、脱毛効果が半減するうえ、その時はきちんと処理できたと思っても、体調が戻った頃に再生する恐れがある事を意味します。そうした理由でも、脱毛器を用いるのを禁じています。 産後は子供の世話で忙しくなるので、時間に余裕が持てる妊娠中に脱毛したいと望むのは当然です。しかし脱毛を優先して貴重な肌や赤ちゃんを傷めては本末転倒です。従って体調回復に専念して、それから脱毛器での処理を行うのが適切です。 妊娠中は生まれてくる赤ちゃんを守ろうとするためか、体毛が濃くなりがちです。自然の摂理で仕方がないとはいえ、そのまま放っておくのはこらえ難いと思います。この場合、シェイバー等といった手段を取ります。カミソリを使った際は、ローションを用いて丹念に肌を保護します。抜くのは刺激があるので、止めておきます。

肌質

肌質が強くない人は大体、表面ががさついている乾燥タイプ、特定の物質でアレルギーを惹起する敏感タイプ、しっくりくる言葉が見つからないくらい独特の強い痒みが襲い、掻いても治まらず、常に掻きむしるので日増しに悪くなるのが特徴のアトピータイプの三タイプのうちどれかに当てはまります。 肌質が強くないとは、つまりは肌の元気が失われてトラブルに遭うリスクが高い訳なので、脱毛器での処理は本来避けた方が賢明で、メーカーも肌状態が不正常な場合は使わないよう呼びかけています。 とはいえども、脱毛器の利用を諦めて昔ながらの方法で除毛を続けるのは、ただでさえ脆弱な肌をさらに傷めつけるという事ですので酷です。肌質で困り切っている人は今以上に肌を傷つけたくないからこそ、脱毛器で体毛を生えなくさせたいと考えているのです。よって、そうした人が脱毛器を使う際は、可能な限り肌に優しい物を選びます。 脱毛器でも、一時的な処置にとどまるだけの物は除外です。レーザー型は刺激の面で不安が残るため、最後まで選択肢に残ったフラッシュ型が、肌質に自信のない方に適しているという事になります。ただ刺激の程度には個人差があり、その日の調子の良し悪しも関係してくるので、フラッシュ型でも慎重に扱う姿勢が大事なのは自明です。 使う時は試しに最も低いレベルで照射して、平気かどうか確かめたり、保湿を徹底します。もっとも薬を使う程重度のアトピーを患っている場合は、脱毛器の使用は危険です。まずは薬が要らなくなるまで治療に集中する方が先決です。

ケア

今回は光タイプの脱毛器の使用前後に行うケアについて、話を進めます。個人向けの脱毛器は業務用と比べてパワーが劣るとはいえ、処理回数を積み重ねる事で体毛の生える素に着実に損傷を加え脱毛ができるので、肌に多少なりとも危害を与えます。 危害とは乾燥です。脱毛すると光の熱で表面の水分が飛んだり、腺が弱ったりして、全体の防御機能が落ち肌はカラカラになります。乾燥は効果の希薄化、痒みの出現、回復の遅れによる肌レベルの低下と様々なデメリットをもたらします。 クリニックでは薬の塗布を、エステではジェルを施しますが、脱毛器を使う時は自身で正しいケアをせねばなりません。 しかし特別な難しい事をする必要は全くありません。要は肌が火照り過ぎないように気をつければ良い訳です。即ち照射前後に、保冷剤で脱毛部位を冷却し落ち着かせます。冷却は肌の持つ熱を低くするだけでなく、熱で緩んだ毛穴を緊張させて雑菌が入るのを防止する事も可能です。 処理後は冷却に続いて保湿も行えば完璧です。いつも使っている顔用の物で構いません。気持ち多めにつけて労わってやります。刺激の少ないタイプを使うのも良いです。化粧水の次にクリームを塗り込む形が理想です。化粧水を十分に含ませたコットンをあらかじめ冷蔵庫でひんやりさせて、それを用いれば冷却と同時に保湿もできます。 少しでも安全に、効果的に脱毛するのに、ケアは欠かせない重要な行為です。ケアを怠れば歓迎されざる肌の悪化を招くので、忘れずに行います。

ほくろ

いぼに似ており、細胞異常でメラニンを蓄えた物がほくろです。誰の肌を見ても必ずできている程ありふれた病気で、放置しても実害はないのが普通ですが、足裏やたなごころにある、成長が異様に早い、色むらが酷いほくろは悪性の恐れが強いとみなされます。 そのほくろの混じった肌に脱毛器の光を当てて大丈夫なのか、気になる所です。ほくろは前に述べた通り、メラニンをたっぷり有した物です。光はメラニンに吸い寄せられる性質があり、この光を起爆剤として体毛は燃やされ脱毛します。いうなれば軽い火傷を起こさせています。 という事はほくろに光が触れると、体毛と一緒にほくろも軽い火傷を負う羽目になります。当てて熱くなかったとしても、ほくろへの刺激が引き金となり身を守ろうと防衛体系が働き、ますます黒ずむ事態が生じるかもしれません。 同じ事由で黒いシミやあざも照射禁止部位に該当します。タトゥーもそうです。タトゥーにメラニンは入っていませんが、脱毛器の光は黒を帯びる物に対して同じく熱反応を示します。色抜けもあり得ます。毛穴が脂で閉塞された際に発生する面皰についても、増悪や跡が残留するのを避けるため、光は当てないようにします。 脱毛する場合、絆創膏、白いテープや液体ファンデーションで隠すのが定石です。ほくろ上に生えた体毛は毛抜きで取り去ります。クリニックでほくろを除去する、極力ほくろを傷めずに体毛を処理する、絶縁針を使った施術を利用する手も候補に挙げられます。

日焼け

UV光を受けて日に焼けると肌が色濃くなりますが、これはメラニンの増加が原因です。 日焼けを起こした皮膚に脱毛器を使うのは不適切です。 黒いメラニンに働きかけて体毛を徐々に弱らせる光型脱毛器は、どれが体毛で、どれが肌か見分ける機能は持ち合わせておらず、単純にメラニンに反応しているだけなので、メラニンをたくさん含有した状態の日焼けを起こした肌に光を照射した場合、体毛のように光を吸い取って真っ赤になり、焼けただれる恐れが生じます。また、肌の方に取られて体毛の奥まで光が達しない事も考えられます。 引っ張って取る抜毛型や熱されたチップで焼くサーミコン型も少なからず肌に影響を与えるので、日焼けが出た肌への利用は推奨できません。 処理後も日焼けに注意します。この時の肌は非常に衰弱しており、その状態で日焼けすると肌を甚大に苦しめてしまいます。傘を差したり長袖を着用したりして紫外線に触れぬよう気をつけます。海水浴や屋外プールに出かけるのはもってのほかです。 ゆえに脱毛日の30日前頃から、脱毛を終えるまで日焼けは御法度です。 しかし何も真っ白な状態をキープする必要はありません。脱毛器によっては多少色づいても差し支えないです。説明書に肌色に関する項目が載っていたらぜひ参考にして、自分は使えるか確認します。ですが例え使える色だったとしても、日焼けした自覚があるのなら、まずは最低レベルで様子見した方が無難です。気を抜いて判断を誤ったばかりに、美しくしたい肌を台無しにする事だけは免れたいものです。

返品保証

返品保証とは使ったが肌に合わなかった、使い勝手に不満が募った等、どのような理由であれ、決められた期限内に限り送料さえ負担すれば脱毛器を企業に届けて良いうえ、支払った代金も返ってくる、顧客には有り難いシステムです。ところが返品保証には意外な盲点が潜みます。 そもそも何故企業はこぞって返品保証をつけるのかというと、購買意欲を誘い出すためです。よく自負を持っているからと謳っていますが、それ以上にもし失敗したと思っても返金されるならと安心して財布の紐を緩めるのを期待して、返品保証を付加しています。 とはいえ決して無闇に利益を上げる事だけを念頭に置いてはいません。現に実際に返してくる人は1パーセントで、性能面で極端に手を抜いてはいないと分かります。 ただし、返品される脱毛器はゼロでない点がミソです。この脱毛器は一体、返された後、どういう道を辿っているのでしょうか。顧客は行く末を見届けるのは不可能ですから、全く分かりません。 律儀に廃棄しているとは限らないという事です。脱毛器は多額を投じて作られます。返品数がごく少数としても、いちいち処分していては、かかるコストが莫大となります。 ではどういった対策を施すかというと、使い回します。そのままでは分かるため、外部は綺麗にして中身の部品を入れ替えずに再び売り出すのです。 全ての企業が目を疑う行為をする訳ではないものの、人が使った物が届く可能性が無きにしも非ずという事を頭の片隅に留めておきます。 返品保証システムのない物ならば確実に新品が届くはずなので、心配ならそういった脱毛器の選択を講ずるのも一考です。

脱毛器に関する疑問

永久性

永久性に優れると認識される方法は、体毛の根に対し直に電流を加えるニードルのブレンド法といわれています。それでは、果たして素人でも簡単に取り扱える脱毛器に永久性はあるかとの疑問に答える前に、医療界における永久性の定義を確認します。 本来永久とは、ある状態がずっと続くという内容なので、永久に脱毛すると聞けば、体毛が一本たりとも生えて来ない状態が、一生に亘って継続されると思うのが普通です。 しかし人間の体は単純にできてはいません。一人一人持つ遺伝子が異なるゆえ体毛の太さ、量、再生力は一律でなくばらばらです。 さらには今のメイン方法であるレーザーやフラッシュは、ニードルと違い歴史が短く十分なデータが取れていません。真に永久性を有するかを確かめるには、何年かの追跡調査が不可欠で、困難を極める実情がさえぎります。 上記の点を踏まえねばならないため、万人に通用する永久性の定義が必要です。 ひとまず脱毛が終わって、しばらく期間が過ぎた時の体毛数が明らかに少ない状態が長期に及ぶ事が医療界に広く浸透した永久性の定義で、これに該当すれば永久性ありと認められます。脱毛というより減毛に近い考え方です。 パワーがクリニック程出ない脱毛器といえども、発毛組織を刺激するのは確かですから、時間が経過しても薄いままで、元の木阿弥になるとは考えにくいです。 永久性は処理回数やパワーの強さと比例関係を持つ事から、好きに打ててそれなりにパワーが出せる脱毛器でも永久性を望めるというのが答えです。

安全性

脱毛器を利用する際に浮かぶ懸念の一つに、安全性が出てきます。特に光という未知の手段で体毛をなくすタイプの物は、使って問題ないかと不安に駆られます。 かつて国民生活センターでは脱毛器で火傷したとの相談が多く集まっていましたが、今や多くのメーカーは、安全装置の付加、パワーを抑えた設計、レベル調節機能の搭載等種々の工夫が盛り込まれた脱毛器を売っているため、人体に深刻な被害をもたらす恐れはまずないと見て良いです。 とはいうものの安全性が上がっているからといって、軽々しく使うのは誤りです。説明書に書かれた扱い方や注意事を守らず好き勝手に使うのは危険です。 安全性は使用者の扱い方次第で、いかようにも転びます。例えば頑丈でちょっとやそっとの衝撃ではびくともしない車でも、法定速度を無視したスピードを出して壁に激突すれば、運転者は無傷では済みません。それと同じで使う側の心もちが安全性を左右します。 体と肌の調子にも気を配る必要があります。いくら正しく使っても、疲労や肌荒れ等で具合が良くないと思わぬトラブルに巻き込まれる危険が高まります。 つい見過ごしがちですが、アレルギーを持っており肌質が弱い場合は、肌に触れる部分の素材にも用心するべきです。危ない素材で作られていると知らずに使えば、痛手を負ってしまいます。 逆にいえば、扱い方と体や肌の調子、脱毛器の素材に配慮する事で安全性は守られます。加えてしっかり冷やしたり、保湿を行ったりする行いも重要です。

痛み

痛覚の大きさ、耐えられる範囲は人によって違い、同じ物を同じ条件下で使った時にある人は許容できても、ある人は無理と感じたりして、必ずしも同一の反応が出ると限りませんが、以下に痛みのおおよその傾向をタイプ別に説明します。 痛みの出やすい脱毛器は、根の張った体毛を器械の力で引っ張って抜き取る、原理は毛抜きとそう変わらない抜毛タイプです。 処理対象に向かって長い間集中攻撃するレーザーも効果が高い代わりに、使用を中止したくなる程非常に痛むとされます。たった数発なら多少痛くても耐えられそうですが、一度に照射できる範囲が狭く形が丸いため、どうしても複数発発射、かつ重ね打ちする必要が出てきます。これが強い痛みの要因といえそうです。 レーザーの改良版と目されるフラッシュは、散らばる性質のお陰で高いレベルでもほぼ痛みません。にも関わらず思うような効き目が得られます。痛みが恐くて脱毛器の使用を逡巡する方がいると思いますが、フラッシュならば安心して使えるといいきれます。 こうした説明から、肌への刺激の大小で痛みの度合いが変化すると理解できます。 タイプの差異の他にも、痛みに絡む要素があります。体調の優れない時、処理箇所に日焼けや傷等の異常が見られる時は敏感になっており、痛みが増加します。黒ズミが付着し皮膚が薄く、体毛が太い部分も痛みやすいです。 厄介な痛みを緩和させるには、抜毛タイプなら温かくして毛穴を柔らかくする、光タイプならパワーレベルを下げたり、脱毛前に冷却し痛覚を鈍らせる対策が有効です。

効果

今でも多くの脱毛器が流通しており、中には魅力的な物も売られていますが、肝心の効果はこちらの見込みを上回るくらいに素晴らしいのでしょうか。 抜毛型はまさに目の前で気になる体毛が次々と消えるため、分かりやすいです。問題は脱毛されていくイメージが掴みにくい光を発するタイプです。 残念ながら体毛と光の有す性質の都合で効果は、1、2度処理しただけでは出てきません。光タイプはある程度の根気が要るのです。通常効果が現れるのに要する回数はフラッシュの場合8回辺りといわれています。例外で数回のみで著しい変化を体感する人もいる模様です。 体毛の成長する速さが鈍ってくる、全体量が減ってきた、引っ張っただけで抜ける、の三点が効果が出てきた兆しです。 ただし早く効果を出したいからと毎日使えば、肌が乾ききって痒くなるため、頻度は程々にします。14日前後毎に行うのが目安です。1か月に2回打てる計算です。脱毛サービス店は早い所でも1か月ゆえ、処理スピードで脱毛器を凌ぐ方法はないでしょう。 夏真っ盛りの8月には体毛の消えたまっさらさらな肌を披露したいとの希望であれば、10回目で効果が現れ出る人と仮定したら、遅くとも3月に脱毛を始めておくと間に合います。 効果の有無は個人による差も大きく関与するため、優秀な脱毛器であっても絶対効くと断言はできかねます。それでも一昔前の物とは段違いに性能が上がったのは確かです。効かない、と思っても中断せず何度も繰り返す事をお勧めします。

未成年

脱毛するのは美容に関心が高い大人だけと思われるかもしれません。ところが近頃は未成年も身だしなみに気を遣う時代がやって来ました。未成年といえば人の目を過剰に気にかける年頃です。他の子と比べて体毛が目立つ姿を冷やかされたり、指摘されたり、笑われたりするとひどく傷つきます。 我が子の落ち込む姿を目の当たりにした親は生涯傷が回復しないのではと心もちが穏やかでありません。未成年でも受け付けるエステが増えているので、エステに通わせるのも良い案です。しかしながら脱毛で救われた子が多数出ている一方で出力超過等で皮膚障害を負わせられる話も噴出しており、全幅の信頼を持って任せられるとはいえない状況です。 そこで自宅にて憎き体毛を綺麗になくせる脱毛器の出番、といいたいのですが成長途上の子に使用するのは頂けません。 ホルモンが整わず不均衡な時期は肌状態も落ち着いておらず、大人は平気な刺激だとしても未成年には強いため、場合によっては肌を損傷させる可能性があります。 また未成年は判断力が未熟で、使い方を間違えやすく、光を裸眼で見てしまう等予想だにしない問題を惹起する心配も考えられます。 それを知ったうえでなお使う場合は自己責任となる事を覚えておきます。抜毛タイプは利用しても良いものの、メーカーが御願いする注意を守って活用します。 元来光型は大人が利用するのを前提に開発されているので安易な使用は止め、代わりに前述の脱毛器やクリーム等を用いるのが一番です。社会人になってから使いましょう。

脱毛器の紹介

ソイエ

電気機器の製造、セールスを行う大手パナソニックが販売するソイエは、登場して何十年も経っているうえ、価格が数万程度と割安で、家電量販店で見かける機会が多い事から、たくさんの方が手にした経験があるであろう脱毛器です。 ヘッドと呼ばれる物を動かして抜毛していくのですが、以前は抜くたびに肌を思いきり持ち上げるのが原因で、甚だしい痛みに襲われるデメリットが存在していました。 このデメリットを風呂場に注目する事で乗り越えました。風呂場なら、湯で肌が柔らかくなります。そして洗体時に欠かせないボディソープの泡を潤滑剤として利用し抜毛すれば、痛みが大幅に減るという訳です。乾いた状態でも使えますが、肌への刺激が強まるため、やはり風呂場での処理がベストです。 体毛をつまむ二つのディスクに抜かれる時に強制的に引っ張られる肌を、いくつか付いた金属部で押さえ込む、やわ肌ガードも忘れてはなりません。 パナソニックはソイエに抜毛場所を明るくするLEDライトを取り付けたり、当てるのが難しい腋下、ビキニラインに対応させるよう範囲を狭くしたヘッドや、体毛を短くカットするヘッドを同梱したりと、さらに楽に処理ができるような様々な工夫を凝らしているため、余計なストレスを抱えずに作業が可能です。 脱毛だけに止まらず、かかとにこびりついた汚れが取れるヤスリを装備したヘッドも出ており、できる事が徐々に増えてきています。 多くの人々に愛されるソイエは、今後も進歩し続けていくと予想されます。

トリア

クリニックで受けられる手段にはレーザーが挙げられますが、高価で手が届きにくいです。このレーザーを廉価で、しかも家庭内でしたいとの夢を叶えた脱毛器がトリアです。 米国のレーザーの権威3人が一堂に会し研究に明け暮れた結果できたアイ・エピの後継としてトリアは生まれました。 トリアは本体と照射部分が一緒に収まっており、SFの世界に出てきそうな独特のフォルムを成しています。パッケージにもセンスが光ります。 およそ5万円支払うだけで、後は打ち放題なのがトリアの魅力です。フラッシュのように途中でカートリッジを取り換える手間が要りません。 レーザーと一口でいっても複数あります。このうち、トリアは皮膚へさほど刺激を与えない性質から、日本で一般化しているダイオードタイプの技術を採り入れているため、安心です。厚生労働省に相当する米国のFDAに認められており、安全性は最上です。 レベルは5まで存在し、数字が増えるたびにパワー、そして痛みが増していきます。耐えられる痛みでなければレベルを下げます。 トリアは充電式です。届いた時点では満タンに補充されているので、その場ですぐ使用できます。ここで気になるのが電池の耐用限度が過ぎた時です。この時はサポートセンターに知らせて、向こうから返事が来たらトリアを送ると、2万円ほどで新しい物と換えてくれます。保証期間内で、500回使ったと判断されたら、無料になります。 トリアは体毛に苦しむ人々の前に突然颯爽と現れた救世主といっても良いです。

ケノン

エステで有名なフラッシュ光技術を小さな機器に閉じ込めたケノンは、数ある脱毛器の中でも最強を誇ります。使い勝手、コスト、パワー、効果、スピード、あらゆる角度から見ても非の打ちどころがまるで見当たりません。 ケノンのレベル総数は驚きの10と多く、照射パターンも、強力な光でしぶとい体毛をノックダウンさせるシングル、ジャブを入れるように弱い力を何度か素早く叩き込み、じわりじわりと確実に追い込む連射、と二つあり、どのような人にも合うよう設計されているので、効果がないとはいわせません。 脱毛用カートリッジは脚等広い場所に向いたラージ、Vライン等小回りを利かせたい部位に使う時に便利なスリムがあります。カートリッジは買い換えなければならないのが難点ですが、ケノンの場合は1個につき最大レベルでも万近くは発射でき、当分持つため心配無用です。また、パワーの低い光の連射で肌を優しく労るカートリッジまで存在します。つまり体毛をなくせるだけでなく、肌のヒーリングも可能という事です。 今でこそケノンは脱毛器業界の上位に君臨していますが、そこまでに至る道のりは決して平坦ではありませんでした。ケノンの生みの親はエムロックという日本企業です。顧客の容赦のない、しかし正直な意見を丹念に拾い上げ、拾い上げ、それを繰り返してきた結果、できあがった結晶がケノンなのです。 ケノンは怪しい商品という、今までの脱毛器に対するイメージを見事に払拭してくれた、本物です。しばらくはケノンを超える強者は現れないと推測します。

センスエピ

2009年6月に世界に登場し、以降35を超える国で売られているセンスエピは、イスラエルが出身地です。海外の物と聞くと何となく不安に思うかもしれませんが、イスラエルはとりわけ体毛に厳しいお国柄で、美を実現する機器が盛んに作られています。 実は日本のクリニックやエステで使われている光脱毛機器はイスラエル製の物ばかりだとご存知でしたか。既に広く浸透しているという事ですから安心だといえます。ちなみに、センスエピの日本での販売はホーム・スキノベーションズ・ジャパンが担当しています。 センスエピには安全性を考えた創意工夫があちこちに散りばめられており、例えば肌への刺激をなるべく抑えるために、光を当てた時に出る音の揺れを活かして光熱をより体毛に向けて届けるホーム・パルス・ライトと呼称されるフラッシュが用いられています。 それだけではありません。損傷リスクが下がるよう、光を出す前に皮膚の濃さを自ら認識して、照射するのは危ない色だと判断すると光を出さない機能が付いています。 また一度当てて、次の照射ができるまでの時間が3.5秒と圧倒的に短く、スピーディに処理可能なのも利点です。 説明書の他、DVDも入っているため、使い方が容易に分かります。説明書には特に使うよう書かれていませんが、光避けのサングラスと肌温度を低くする冷却剤は一応用意した方がさらに安全度が上がります。 打てる限度数は750で、全身を処理する際は御世辞にも多いといえません。しかし脇だけ等部分脱毛や狭い部分の処理で十分と考えている方にぴったりの脱毛器です。

脱毛器以外の脱毛方法

毛抜き

毛抜きを使った事のない人はおそらくゼロだと思います。それほどポピュラーで、代表的過ぎる程代表的な毛抜きですが、根を張った体毛を力任せに強引に取るので、決して肌に良いやり方とはいえません。 毛抜きでしばしば起こす現象が、皮膚内に体毛が入り込み、表に出て来れなくなる埋没毛です。理由はいくつか挙げられます。 一つは毛穴の損傷です。無理やり抜き取った時に、毛穴の中を傷つける場合があります。すると体は損傷を治そうと力を働かせます。その時にできた瘡蓋が、外へ出て行こうとする新しい体毛の動きを邪魔してしまうのが原因です。 もう一つは体毛の場所と性質です。埋没毛は常時上げっ放しにする機会はまずなく、大抵折った状態で生活する脇、下着で圧迫されているデリケートゾーンといった部分に生じやすく、眉や脚等の場所にはできません。 そうした部分の体毛は、綺麗に取るのが難しい場所に発生しているため、抜こうとするとたまに途中で千切れます。こうなった時、残された体毛は再び伸びようとするもののグネグネした毛質なので、毛穴の外に出るのは至難の業です。 体毛を掴んだつもりが誤って皮膚をつまんでしまう、毛穴単位で処理せねばならず長時間が要る等のデメリットもあります。 数々のデメリットを被ると理解しているのになかなか止められないのは、体毛が気になった時にすぐ処理可能な事、目前で体毛が消えて肌が清潔になっていく様が喜ばしくて続けてしまう事が理由ですが、あまり抜かないのが妥当です。

カミソリ

自宅で行う処理方法は種々ありますが、最も多くの方に利用される方法がカミソリです。コンビニ等のごく身近な店舗で見かける事ができ、料金が安価な点がその理由でしょう。広範囲にびっしり分布する体毛をあっという間になくせる点もメリットです。カミソリはヒゲのない姿で出社する必要のある男性には必需品です。 最近のカミソリは刃数が増加の一途を辿り、次々と優れた物が出てきているうえ、専用クリームも売られているので、以前と比べると随分安全に処理できるようになりました。 そうはいってもいくら性能が向上したとはいえ、連日カミソリを当てれば、やはり数々のトラブルに直面します。 例えば発赤、軽く痺れるような痛み、痒みです。これはカミソリの、体毛を剃るだけではなく肌を外敵や乾きから守る盾として存在する角質層まで一緒に削り取りずたずたにする性質に因ります。元々肌質が強くないタイプに起きやすいトラブルです。 メラニンが作り出されて、濃い色素が残留した状態になる色素固着もトラブルの一種です。これも上記の性質が原因です。処理後の肌を見ると、表面的にはどうもなっていない様子に感じ取れますが、実際は細かな傷がびっくりする程たくさん付いています。 これ以上損傷しては大変と、肌はメラニンを発生させ守ろうとします。そこへ紫外線や摩擦、汗等に晒すとなかなか回復には至らず、ついには色素固着となります。 時間に追われる現代人にとって便利なカミソリですが、肌には歓迎されざる方法です。

クリーム

体毛を溶かせるクリームは、難しい手順が要らない、30分もかけずに滑らかな肌が手に入る、簡単には滅しない体毛にも対応可能な物がある等が特長です。 薬剤を用いたクリームは、鼻腔を激しく突きます。香りを足して臭いを軽くした品が見受けられますが、それでも臭いは消えず、嗅覚が鋭い人にはつらいかもしれません。 クリームが体毛を溶かせるのは、体毛のたんぱく質と化学反応するチオグリコール酸カルシウムが混ざっているからですが、あの丈夫な体毛を跡形もなく消せるぐらいの力を持つという事は、同様にたんぱく質で構成された肌にもそれなりの影響が及び、かぶれや肌荒れを誘発するケースが出てくるという事になります。 皮膚が過敏反応する心当たりがあれば、本番に入る前に処理部分に少しつけて、数分程度置き、洗い流した後最低1日は様子を見て、何も出ないのを確認してから使いましょう。ただし肌の調子はその日毎で異なります。一度やって平気だったため以降はしないという態度は取らずに、使うたびにテストします。 塗る事で成長を鈍らせて体毛を徐々に薄くする、クリームに似たローションがありますが、すぐに望む結果が現れる訳でなく、日々の継続が必須です。また効果の大きさに差があり、目立たなくなっていく方もいる一方でいまひとつの方もいるのが注意点です。 クリームは得てして脱毛と謳われますが、効き目が奥まで及ばないため、正しくは除毛です。せっかく処理してもすぐ生えますから、このローションをクリームで取り除いた後に用いるのが有効な手立てです。

テープ・ワックス

テープとワックスは、原理自体は毛抜きと変わりませんが、毛抜きとは比べ物にならないくらい処理時間が短く、急にデートする事になった時に便利です。根元から取り去るため、一度行えば14日近くは瑞々しい肌と出会い続けられます。 テープの使い方はまず処理部分に毛の流れに合わせて貼り付け、手早く均し空気を追い出したら、毛の流れに逆らって一気に剥がします。一気にがポイントです。剥がす際に痛みを恐れて迷いがあると効果が半減します。真上に引っ張ると肌を傷めるので低く倒します。上手く引っ付かず効果が落ちるため、貼る前に汗や水分は拭き取っておき、剥がして残った分は毛抜きで対処します。 大昔から用いられており、エステでも施術の一つに入っているワックスは、薄い紙に粘性を持った物質が付着しているシート、ミツロウ等の無害に近い成分が主原料となる液体の、二タイプがあり、使い方はテープとほぼ一緒です。違うのは肌に付ける前に温める工程が入る点です。液体の場合は最初に溶かす作業が要る物があるため、そのタイプを用いる際は、電子レンジでの限度を超えた加温による火傷に気をつけます。 テープやワックスを使うベストタイミングは、皮膚が清潔で柔らかく、毛穴が開ききった入浴後です。処理後は冷たいタオルで肌や毛穴を引き締めてケアします。 不潔な状態で処理したりケアを疎かにすると、雑菌侵入で起こる毛嚢炎になったり、思いがけない肌異常が出かねませんので、清潔やケアは欠かさぬよう努めます。

クリニック

クリニックの脱毛方法として知名度が高いのが、レーザーです。レーザーは元々、治療に用いられてきたのですが、ある時光を当てた部位の体毛が出なくなる現象が発見されたのを契機に、様々な紆余曲折を辿った結果脱毛にも役立てられるようになりました。 レーザーは体毛に向けて発射し、発毛組織を加熱する事で生える力を損なわせます。エステでは出せない大きなパワーが出せる、医療のエキスパートが携わる点から、現在最も効果的な方法といわれます。 しかし強力なレーザーと勤勉な医師をもってしても、体毛サイクルとレーザーの性質の都合上、一度受けただけでは完了せず、早くとも約1年と半年を要します。 脱毛は普通健康体に行うので保険は効かず、安上がりとはいえません。カウンセリングにも料金が発生します。 クリニックで普及しているレーザーの種類は、一番が管理が容易でコストパフォーマンスが優秀なダイオード、その次が有色人種の肌質に相応しいアレキサンドライトです。フラッシュはコストがかかる理由で導入するクリニックは少ないです。これらのレーザーは色が薄い体毛には感度が弱いのが短所です。その短所をカバーするロングパルスヤグが今度は広がりつつあります。 レーザーは痛みがやや出ますが、こらえられます。しかし、濃厚な体毛が集まる場所は大きな熱を含み、それが瞬く間に周りに広がるため、痛覚が敏感な場合は耐え難いです。痛みがつらい時は麻酔薬で感覚を痺れさせたり、パワーを抑えたりします。 いざ何か緊急事態が起きても早速処置できるのがクリニックの強みです。

エステ

顧客に安らぎと美を提供するエステは当然の如く、コースに脱毛が含まれています。エステで行われる脱毛の手段は、電気で確実に体毛を仕留めるニードル、毛抜きに似たワックス、そしてレーザーと同じ光の仲間であるフラッシュです。 このうち多くのエステで利用されるのがフラッシュで、拡散光を当ててやる事で体毛の元気を奪い、抜け落ちるよう働きかけます。繰り返し施術する度に、はつらつとしていた体毛は、段々と生気を失っていき正常に発毛できなくなり、肌は長い間綺麗な状態を保てる姿になります。 処理前後はそのエステ店だけの肌が喜ぶ成分を含ませた、トリートメント剤が施されます。機械的に施術のみする訳でなく、真に顧客の事を慮った素晴らしいサービスです。 良い点が多く見受けられるエステですが、施術者が医師でないうえ店を出す敷居がクリニックよりも断然低いため、火傷、倒産等の問題を起こしやすい向きにあります。勿論健全な指針に則ったまともな所は存在します。顧客は機械の性能、店の規模、支払い方法、情報量、直感をポイントにして、まともな所か、そうでない所か、見分ける態度が必要です。 勧誘を受けるのが煩わしいのもエステ特有の難点、と思われるかもしれません。確かに勧誘は未だされますが、買わない意思を伝えれば食い下がりません。しつこく迫る形は希少となりました。ただまるきりなくなった訳でなく、万が一嫌な勧誘を受けたら、そちらに決めたいのはやまやまだが決定権が自分にない事を強調します。

脱毛関連情報

脱毛の必要性

脇をはじめとする全身には、およそ200万本もの体毛が出ています。髪や眉はともかく、それ以外の体毛は邪魔でしかないと捉える方は大勢います。ところが忌み嫌われる体毛は嫌がらせで私達の前に姿を現すのではなく、ある役割を成し遂げたいがため、抜かれても剃られても何回でも復活するのです。 役割とは、日差しや地表に舞う埃、突然の衝撃、摩擦等直に身に受ければ害となるあらゆる刺激から体を守る、視覚が効かない真っ暗闇にいても触れた物の正体を掴み危険の有無を判断する、生きるのに必要な熱が逃げぬよう適度に保つ、その人に生えた体毛の質、色で性や人種を識別する、体に溜まった毒や不要物を追い出す、です。 このように体毛にはきちんとした役割があるので、決して邪魔ではなく、脱毛する必要性は皆無です。とはいえ、欧米の風俗が日本に上陸する過程において露出する部位が増え、考え方にも変化をきたしたために次第に欠かせないものとなってきた逆らい難い時代の潮流が存在し、仕方のない事情はあります。 今や営業や美容商品の販売等印象や説得力が大事な職業では、脱毛するのが当たり前になっており、時間が流れるにつれて体毛の存在は確実に否定の色が濃くなってきています。 脱毛はその人の魅力を引き上げるメリットがあるため、豊かな人生を送る上で損はないです。一方でやたら脱毛し過ぎると、健康に弊害が出る恐れも否定できません。ですから、無毛にはせず量を少し減らす程度に止める等兼ね合いを考慮した脱毛が適当です。

皮膚の仕組み

体を包み込む皮膚は、外部からやって来て隙あらば中へ入って悪さをせんとするウイルスの侵攻を食い止める、中に貯蔵された水分が出て行かぬようキープする、要らない物を排出する、暑寒を感知して周りの状況を把握する等の役割を担っています。 皮膚はつぶさに見ていくと、まず1ミリの4分の1もなく、とても薄い表皮があります。表皮はさらに目視でき、厚みがほとんどないものの壁として十分に役立ち貴重な角質層、ガラスに似た性質をしており、紫外線を跳ね返す顆粒層、占める割合が高く皮膚内の状況を監視する有棘層、メラニンを作り上げる基底層に分類できます。 表皮の他にもまだ下に真皮層が存在します。真という名がつく事から分かるように皮膚の中枢に当たり、汗や皮脂を角質上に出す腺、皮膚の基礎となるコラーゲン、それがばらばらになるのを防ぐエラスチン、線維の隙間を埋め尽くすヒアルロン酸等を含みます。 真皮下の脂肪層は、文字通り健康の天敵と認識される脂肪が入っていますが、存在が問題ではなく量の問題で、適量は要ります。普段は緩衝したり、余剰の栄養を貯めたり、外気から身を守ったりします。 三層に連なる皮膚は様々な働きと複雑な作りで、役割を全うし体の平和を支えています。脱毛はどのような方法であれ、多少なりとも皮膚に良くない負荷を加えます。仮に負荷による損傷の程度が過ぎると皮膚は正しく働けなくなり、健やかな毎日を遮るもとになるので、極力刺激の少ないやり方で脱毛します。

体毛が濃くなる理由

これまでは別段気にならなかった体毛が近頃濃くなった事に気づき、不思議に思った経験はありませんか。体毛を濃くする元凶は男性ホルモンです。これが毛母細胞と結び付いて、体毛を濃くします。男性ホルモンが増加する原因は、仕事生活や体のバイオリズムを無視した生活で、のしかかる重いストレスといわれています。 そうした生活を引き続けていては、状況は好転しません。体毛の濃さを抑える対策が必要です。先程元凶は男性ホルモンと述べました。即ち改善するには反対に、リラックスした時に出る女性ホルモンを優位にすると良い訳です。 対策として考えられるのが、睡眠です。ホルモン量を制御する脳を癒し、新陳代謝の活動を円滑にする睡眠は女性ホルモンが増え、ストレスの解消にもってこいです。 男性ホルモン以外にも体毛が濃くなる理由が潜みます。皮膚の場合同じ所を幾度も圧迫する日が続くとたこができます。それと同じように度重なる刺激が、体毛を丈夫にさせます。バスタイムに力を入れて体を洗っている等無意識の摩擦を自覚する、過剰な自己処理を控えるといった対策が重要です。 野菜や魚類を摂らずに塩辛い食べ物、肉料理等の栄養の均衡を崩しやすい物ばかり摂る生活も体毛に良くありません。 体毛の状態は健康の判断材料とも取れます。濃くなってきたら調子を壊しているサインです。見逃さず今一度生活習慣を省みます。改善の時間が確保できない時は、体毛の生えるスピードと太さを抑える脱毛を採り入れる事を検討しましょう。