
小幡昌盛(おばた まさもり)は、戦国時代の武将で、甲斐国の武田氏に仕えた重要な人物です。彼は1534年に生まれ、1582年に亡くなるまで、武田信玄と武田勝頼の二代にわたって仕官しました。父は小畠虎盛(小幡虎盛)で、昌盛はその次男です。
生涯と業績
小幡昌盛は、武田氏の家臣として、特に川中島の戦いや長篠の戦いなどの重要な戦闘に参加しました。彼は武田二十四将の一人に数えられ、その勇猛さから信玄に「鬼」と評されたこともあります。昌盛はまた、父の死後に海津城の副将を任されることになりましたが、信玄の命令を無視して拒否したため、一時は切腹を命じられる事態に陥りましたが、他の家臣の取り成しによって事なきを得ました。
彼の通称は「又兵衛」であり、幼名は「孫次郎」とされています。昌盛は武田氏の滅亡直前の1582年に病に倒れ、49歳で亡くなりました。
家族と血縁関係
小幡昌盛には子供があり、彼の子は小幡景憲(かげのり)です。昌盛の家系は、上野国の名族である小幡氏に属し、彼自身もその名を名乗ることが許されました。
小幡昌盛は、戦国時代の日本において、武田家の重要な武将としての役割を果たし、その名は歴史に刻まれています。
小幡昌盛
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