ユネスコというと、
「世界遺産の登録などを行っているところ」
というイメージがありますよね。
日本でも、様々な遺産が登録されていますから、
「次は、どこが世界遺産として登録されるのだろう?」
と興味を持っている方も多いと思います。
しかし、ユネスコではそれ以外にも様々な活動を行っているんですよ。
では、その中のひとつユネスコエコパークについて、ご紹介しましょう。
ユネスコエコパークは、生物圏保存地域のこと。
1976年にユネスコが定めており、
保護区内を資産として保護をしています。
生物圏保存地域には、資産となるプロパティ、
そしてそれを取り巻いているバファーゾーン、
活動許可が下りているトランジェションエリアの3つに分かれています。
世界遺産は、あくまでもその遺産の保護や保全などを目的としていますが、
ユネスコエコパークの場合には、
生体系の保全や持続を考えた活動を行っていることになります。
人間社会との共生を重点として、
活動していることになります。
「どのくらい、登録されているのだろう?」
と思われる方も多いと思いますが、
2014年には119ヶ国、631地域が認定されています。
日本でも、認定されている場所があり、
鹿児島の屋久島や、
長野や群馬に面している志賀高原などがあります。
このように、ユネスコでは歴史ある建物や地域などを
保護するための活動だけではなく、
自然の保護や保全などを行う
ユネスコエコパークといった活動も行っています。
人間との共生というのが、
大切なテーマとなっています。