旅行の際、世界遺産を巡った経験がある方もいると思います。

いくつかの世界遺産を観てきている方は分かると思いますが、

世界遺産の周りはとても綺麗に管理されていますよね。

ゴミなども落ちていませんし、

地域の方も徹底的な管理に取り組んでいます。

世界遺産に登録されるということは、

地域にとっては嬉しいことではありますが、

それだけ管理に力を入れる必要があるということ。

では、世界遺産に登録された際に結ぶ世界遺産条約について、

ご紹介しましょう。

みなさんは、世界遺産条約というのはご存知でしょうか。

世界遺産は、ユネスコにより登録されることになりますが、

登録後はユネスコ所管の国際条約により、

登録された世界遺産を永久に保護していくという目的の条約を結ぶことになります。

この世界遺産条約は、1975年に発効された条約となっており、

世界の文化遺産および、自然遺産の保護に関する条約というのが正式名称となっています。

ということは、世界遺産に登録された場合には、

これらの条約に基づき、しっかりとした管理体制の元、

世界遺産を保護していくことが必要ということ。

「観光客が来るようになったから、街も活気が出てくるだろう。」

と思っている方も多いと思いますが、

その分様々なトラブルが発生しますから、

それらのトラブルにもその都度対応し、

世界遺産をしっかりと保護していくことが必要となります。

このように、世界遺産に登録された際には、

世界遺産条約に基づき遺産の保護を行っていくことが求められます。