この映像の動画では、サッカーの本田圭佑選手の移籍で注目される
メキシコのパチューカのパルミタス地区が
虹色ペイントで治安改善に成功した街で、
メキシコの新たな観光スポットとしても
見応えのある様子が配信されています。
サッカーの本田圭佑選手がプレーすることになったメキシコに、
まるで絵のような街があります。
政府が主導して街をペイントした訳とは・・・。
本田選手が所属するパチューカのスタジアムは、高台にあります。
高台からは街を一望することができますが、
一際目立っているのが、ある住宅街です。
それは、虹のように色とりどりの住宅が立ち並ぶパルミタス地区です。
2015年にストリートアートの集団と約1800人の住民が協力して、
200軒以上の住宅を約5ヶ月かけてペイントしました。
街全体を巨大な芸術作品にしたのです。
住宅街の中に来ると、一つの家で絵が完結しているのではなくて、
隣の家とつながりをもって描かれていることがよく分かります。
貧困層が住むこの辺りは、かつて治安の良くない地区でした。
しかし、街をカラフルにペイントすることで、
住民同士の会話が増え、
街全体が変わったと言います。
住民曰く、
「以前より治安が良くなりました。」
とのことです。
防犯カメラなどの効果もあって、
犯罪率が下がり、
子供達が安心して遊べる街になりました。
女の子のダニエラちゃん10歳曰く、
「かわいいと思います。
前はグレーだったけど、色が増えて幸せです。」
とのことです。
メキシコ政府は、他の地域でも同様の取り組みで
治安の改善をはかろうとしていますが、
これだけの規模で成功したのは
パルミタス地区だけだと言います。
メキシコ観光庁のエドワルド・ゴメスさん曰く、
「少ない予算の中で変化した地区は少ないので、
パルミタス地区に誇りを持っています。」
とのことです。
本田効果で日本人の訪れが増えると見られるパチューカですが、
この街が新たな観光スポットになるかもしれません。

黒猫がメキシコのパチューカのパルミタス地区に入るとまわりがカラフルなので目立つニャ。