★ルノー アルピーヌ V6ターボに関して
1985年にデビューしたアルピーヌV6ターボは鋼管製バックボーンフレーム、FRP製のボディ、RRエンジンレイアウトを持つフランスを代表するスポーツカーであった。
フランスのコーチビルダー、ウーリエがデザインしたボディはフラッシュサーフェス化され、Cd値は0.28という優秀な値をマーク。またイタリアのマルチェロ・ガンディーニが担当したインテリアは本革張りのシートが奢られ高級化が図られていた。
リアに縦置きされた2.5L、V型6気筒SOHCエンジンはターボチャージャーにより最高出力(200PS/5750rpm)、最大トルク(29.6kgm/2500rpm)を発揮し、5速MTにより0→100km/h 7秒、最高速度(250km/h) に達した。
サスペンションF・Rともダブルウィッシュボーン コイルでブレーキもF・Rともサーボ付きのディスク、タイヤはフロントが195/50VR15、リアが255/45VR15を装着する。
1989年にはV6ターボをベースとして内外装を上質に仕立てたミッレ・ミリア、1990年には前後のフェンダーをふくらまし、独自のフロントマスクを与えたル・マンといったスペシャルモデルも登場したが1991年にA610ターボにモデルチェンジされた。
