消費者金融でも、銀行カードローンでも、

個人向けの使途自由融資の場合には、

無担保ローンの形態をとることが普通です。

特に、カードローンの場合はそうです。

私たちは借金というと、

連帯保証人だの不動産担保だのがとられて、

返済が滞ると

それらの担保に手が伸ばされ、

経済的にどんどん追い詰められるという

イメージを(ドラマや漫画の影響もあってか)

抱いてしまいがちですが、

こと個人向け使途自由融資に限っては、

そういうことはありません。

貸し倒れ時の保証は保証会社が担っており、

保証会社の保証料を「含んだ」額を私たちは金利として支払っている

のです。

ただ、大手の金融機関としては

非常に珍しい例ですが、

三井住友信託銀行が

不動産担保型のカードローン商品を

販売しています。

こちらは、自宅を担保にすることを条件に、

最高上限1,000万円まで

借り入れができる商品です。

不動産担保ローンというのは

事業性資金や使途固定融資などで

用いられる場合が多いので、

このように個人向けカードローンで

不動産担保というのは

とても珍しいのです。

ちなみにカードローンではないか
フリーローンであれば、

同じ個人向け融資であっても

不動産担保ローンというのはあります。

カードローンが、与えられた極度額の範囲内であれば何度でもカードを用いて借りることができる

のに対して、

フリーローンは、その都度契約書によって借り入れを行うタイプのローン

のことです。

不動産を担保にとるタイプのフリーローンは、

不動産評価額次第で

場合によっては

億単位の融資までなされます。

※もちろん使途は要相談かつ審査は極めて厳格ではありますが。